女性の再就職 営業事務の仕事で社会復帰

営業事務という仕事

Aさんは、営業部の活気にまず驚きました。人が入れ替わり立ち代りで動いていきます。そして、営業マンが勝ち取ってきた仕事の資料整理やプレゼン資料の作成をするのが、Aさんの仕事です。その他にも、商品の受発注、商品管理、在庫管理、納期管理、請求書の作成、電話応対、スケジュール管理など、沢山あります。営業事務は、事務職という位置付けよりも、アシスタント的な業務が多く、どれも営業部の欠かせない仕事です。Aさんも、毎日の忙しさの中に、楽しさを見出していったと言います。

また、Aさんの専業主婦経験も生かされていました。営業マンは席に座っていたかと思ったら、出かけていくというペースでの仕事。その為、一息つくタイミングを見極めてお茶を出すと、ありがたがられます。いつも家で、夫や子供の様子を見ていたからこそ、気付ける事です。また、家事を2つ3つ平行してやっていた事も、営業事務の仕事の中で生かされていきます。資料を作成しながら受注の電話に対応するといった状態は日常茶飯事だからです。そういった意味では、専業主婦経験のある女性に向いている仕事ではないかと、Aさんは思ったそうです。

営業事務が未経験で、主婦をしていたブランクのある女性でも再就職する事が出来るのか。コンサルタントに勧められた時、疑問に思っていたAさんですが、主婦経験と営業事務に共通するところがあるからなのだと、仕事を始めて暫くして、実感したそうです。